メガバンク 業績好調

三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガ銀行の2013年3月期の業績は最終利益が2兆円に達し、

7年ぶりの高水準になったもようだ。株高と債券高の同時進行を受け、株式減損額が大幅に減る一方で

国債売買益が膨らんだ。投資信託など運用商品の販売も持ち直した。

三菱UFJの最終利益は8000億円程度とみられる。米モルガン・スタンレーの連結化に伴う一時的な

利益(約2900億円)があった12年3月期と比べ2割減となるが、当初見込みの6700億円を大きく

上回りそうだ。

三井住友フィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループは増益となる。三井住友は7000億円台、

みずほは5000億円台前半で、いずれも当初見込みを上回った。三井住友は06年3月期に記録した最高益

(6868億円)を更新する見通しだ。

好決算の主因は市場環境だ。3月末の日経平均株価は1万2000円台と1年で2000円程度上昇。

4~9月期に6400億円まで膨らんだ3メガ銀の減損額は、3分の1程度まで縮小した。

長期金利の低下(国債価格は上昇)に伴い、国債売買益は4~12月期の6800億円からさらに積み増した。

貸し出しはアジア向けを中心とする海外で伸びている。12年9月末のアジア向け残高は11兆3000億円と

前年同期比2割増えた。足元では国内貸し出しにも回復の兆しが出ている。投資信託の販売も株価が上昇し

始めた昨年末から前年比プラスで推移している。

日本経済新聞

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