公的資金返済に道筋、あおぞら銀行

あおぞら銀行は27日、政府から注入された公的資金を返済するための減資が同日の臨時株主総会で承認されたと発表した。

長年の経営課題だった公的資金の返済に一定の道筋をつけた。筆頭株主の米投資ファンド、サーベラスはあおぞら銀株を

売却する意向を表明。前身の旧日本債券信用銀行が1998年に経営破綻してから14年が経過し、あおぞら銀の再建は

最終段階に入った。 あおぞら銀は同日付でブライアン・プリンス社長が会長に就き、馬場信輔副社長が社長に昇格する

人事を発表した。都内で記者会見したプリンス氏は「公的資金返済のメドがつき、新社長を迎えて新たなステップを

踏みだしたい」と強調した。

馬場氏は「公的資金の返済をしっかり実行することが当面の課題」としつつ、得意とする中堅中小企業向け融資などで

顧客基盤を拡大する考えを示した。

サーベラスが株式売却の意向を表明したことに関し、特定の売却先などについて馬場氏は「聞いていない」と述べた。

売却先によっては、あおぞら銀と他の金融機関との提携なども浮上する。「(資本提携は)将来のオプションだが、

現時点では具体的に考えていない」と話した。 あおぞら銀は同日の臨時株主総会で、公的資金の返済計画や自社株買い

などを含めた「資本再構成プラン」を提案し、承認された。資本金を約4200億円から1000億円にまで減資した

うえで公的資金を返済する。 政府は98年と2000年に公的資金を注入し、優先株を取得した。注入額に上乗せを

加えた要返済額は2276億円。ただ優先株の時価は目減りしており、優先株の買い戻しに加え、特別優先配当の

形で返済していく。 まず10月に優先株の一部を227億円で買い戻して償却する。さらに毎年約205億円ずつ

特別優先配当を実施し、3年後にも返済残高が優先株の時価を下回ることをめざす。最長10年での完済を予定するが、

残高が優先株の時価を下回った後、株の買い戻しによって前倒しでの返済も可能になる。

あおぞら銀の前身の旧日債銀は98年の破綻処理で公的資金が投入され、一時国有化された。その後、オリックスや

ソフトバンクなどの企業連合による買収を経て、03年に外資のサーベラスが筆頭株主となっていた。

日本経済新聞

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