「地方銀行が地盤の地域にとどまっていた時代は終わる。うちは大阪、名古屋で
結果を出さないと」
国内の資金需要が低迷するなかで、京都銀行の高崎秀夫頭取は野心的な
目標を掲げている。来年5月には大阪市内に「大阪営業部」を新設する。
メガ銀行や地元金融機関の勢力が強い“本丸”に攻め込む。
昨年4月に再び進出した名古屋も当初は苦戦していたが、最近になって
法人融資の引き合いが増えてきた。「島津製作所やオムロンなどの技術をあっせん
したい」といい、京都の企業と二人三脚で実績を積む。
日本経済新聞