銀行貸出金利が最低、12月、平均1.061%に、家庭や企業の資金需要低迷

 銀行が企業や家計にお金を貸し出す際の金利が低下している。日銀によると、

2011年12月の国内銀行の貸出約定平均金利(新規・長期)は1・061%になり、

過去最低を更新した。欧州危機などを背景に景気は足踏み状態にあり、企業や

家計の間で資金需要が低迷していることが要因になっている。

 貸出金利の「長期」は期間1年以上の貸し出しを示し、「新規」はその月に

実行した貸し出しを意味する。銀行の貸出金利低下の背景には、企業や家計の

資金需要低迷を受け、たくさんの余剰資金を抱える銀行が、貸出残高を増やす

ために金利を下げる措置をとっていることもある。 今後については「東日本大

震災の復興需要が本格的に出始めるとみられ、貸し出しが増えて金利が

上昇に転じる」(SMBC日興証券の末沢豪謙金融市場調査部長)との見方も

出てきている。

日本経済新聞