格付けとは?
銀行は、融資をする全企業に格付けをします。
そもそもは、金融庁が銀行の貸出金を評価をするために作った検査マニュアルですが、銀行が独自に、融資先である企業に5段階の評価を行うのです。
要は、銀行が実際に融資をしたら、本当にきちんと返済してもらえる会社なのかどうか、を知る為に作られるもので、いわば、融資をする際の企業への評価であります。
5段階評価って?
A 正常先 ・・・ 業況は良好であり、財務内容に問題がない。
B 要注意先 ・・・ 業績悪く、財務内容に問題がある。借入金の延滞等発生している。
C 破綻懸念先 ・・・ 経営に問題があり、改善が見込めない。長期にわたり延滞。
D 実質破綻先 ・・・ 深刻な経営に問題を有しており、再建の目処が立たない。
E 破綻先 ・・・ 破産、民事再生等の法的手続きを開始する。
銀行が融資をしたい会社の格付けは、Aであり、中小企業が融資を受けられる格付けは、せいぜいBまでといえます。
A 正常先
実際、銀行は、独自の基準で正常先をさらに細かく分類しております。ここの格付けAの中でも、5つ位は分類をされております。 よってここの中での格付けを上げていくことが重要となります。
どうやって格付けをしているの?
流れ的には、まず、企業から提出を受けた決算書を本部に送付し、本部にて、一括して、銀行のシステムにその決算書の入力がされます。次に、入力された財務データをもとに、独自に算出される格付けの原案が抽出されます。
原案では、会社の財務状況や資金繰り、収益性を、多くの指標を使いシステム的に評価していきます。
さらに、銀行の担当者が、その格付けの原案を使い、決算書の細部を把握し、また会社の実際の資産状況を見直しをして、代表者の素質や代表者の資産などを考慮に入れて、最終的に決定されます。
何の為に使うの?
格付けは、その企業を審査する際に、基本となるスタート地点です。
分かりやすく言えは、格付けが悪ければ、融資が難しい会社、回収を要する会社等のレッテルが貼られます。また、格付けが良ければ、銀行の担当者が積極的に融資をしていく会社となります。
融資条件と関係はあるの?
大有りです! 融資条件とは、貸出金利、貸出期間、担保などをいいます。
格付けの高い会社は、金利は低く、会社が希望をすれば、長期間の融資を受けられ、無担保で調達が可能になります。他方、格付けの低い会社は、そもそも会社側が希望する融資を受けにくく、たとえ融資が受けられても、金利が高いなど、キャッシュフローに影響を及ぼす影響は計り知れません。
自社の格付けって教えてもらえるの?
銀行によりますので、一概には言えませんが、基本的には、企業側には明らかにされません。しかし、企業にとり、銀行から融資を受けられるかどうかの、いかに重要なものかは、明らかでしょう。
格付けを改善するには?
最終的には多くの過程を経て企業の格付けがなされて行きますが、最初のスタート地点は、「決算書」なんです。
では、格付けの上がる決算書とは、どのようなものでしょうか?
融資を受けるためのポイントを把握している会社は、そうでない会社より、より有 な条件にて融資を受けているのです。
当社は、そのような「融資を受けるためのポイント」をもっております。
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